2012年7月26日木曜日

震災訓練

今日は『地震』を想定しての防災訓練を行いました。

≪訓練の想定≫
   午後5時、日向灘北部を震源とする地震が発生し、南郷区は震度5強。
   診療所の被害状況:ライフラインは電話・電気・ガス・水道・酸素は全て停止し、自動発電装置は作動した。携帯電話・インターネットは繋がりにくいものの使用可能。壁や天井の一部損壊はあるものの、人的被害はなく、避難の必要はなく診療機能は残されている。
   周辺の被害状況:家屋の一部倒壊や道路の亀裂が入るなどの物的被害があり、バスと普通自動車との正面衝突事故も発生し、かなりの数の人的被害も出ている。
地震発生後、災害対策本部を設置しました。各部署からの被害状況を確認しているところです。

トリアージポストを設置し、来院してくる傷病者のトリアージを行う準備をしています。

患者が次々と運び込まれてきました。

かなり混雑してきました。

こんな患者もやってきました。

救急処置も行っていきます。

重症患者の搬送準備(全脊柱固定)を行います。


 
訓練終了後にまとめを行いました。



今回、たくさんの協力を得ながら「地震」を想定しての訓練を計画し、実行にうつすことができた。今回の想定は地震はあったものの被害は比較的軽い設定とした。
こういった訓練は災害拠点病院や大都市では行われることが多いが、災害はどこにだって起こる可能性がある。この小さな町の小さな診療所も例外ではない。
中山間地域はただでさえ普段から人と物が不足し、非常備消防のこの地区では日常の救急医療でさえもまともにできない状況である。大災害が発生した場合に十分な訓練と備えがなければその被害は計り知れない。
今後は、更に規模を大きくした訓練も継続して行っていきたい。

2012年7月22日日曜日

みさと地域医療塾~2012~






昨日、今日と私が働く美郷町南郷区において「みさと地域医療塾」が開催されました。地域医療塾とは美郷町の医療従事者と地域住民が意見交換・体験交流などを通してお互いの理解を深め、そこに医学生や研修医も参加してもらい、地域医療の魅力を広めていくことを目的としています。不定期ではありますが、美郷町の各地で年間を通して開催されています。そして、年に1度のこの日は美郷町内の医療従事者はもちろん宮崎県自治医大卒業医師、宮崎大学医師、医学生、美郷町の町長・副町長・教育長・町議会議員、宮崎県庁医療薬務課、美郷町住民、それぞれの家族もが参集し、地域医療について熱く語らいます。昨年に続き2度目の試みでしたが、昨年以上の盛り上がりを見せ、会としての成長を感じることができました。
開会のあいさつ後に、各地域の現状について医師からの発表があり、特別講演として80歳を超えても今だ現役で諸塚村で診療を続ける黒木重三郎先生のご講演があり、その後は参加者全員で熱くディスカッションを行いました。
夜は手打ちそばと郷土料理を肴に、夜遅くまで交流会が続きました。

地域医療の魅力を伝え、少しでも地域医療に関心を持つ医療従事者を増やし、かつ地域住民に地域医療の理解と協力を求めるには、本当に良い活動だと思います。
今年度には塾舎もできる予定で、更なる飛躍が期待されます。

2012年7月3日火曜日

溺水時の応急処置・心肺蘇生

7月に入り、プール遊び・水遊びが楽しい時期になってきましたが、同時に水難事故にも注意しないといけない季節です。
今日は学校の保護者を対象に「溺水時の応急処置&心肺蘇生」と題して、講習を行いました。
水難事故例を提示し、救命の連鎖の流れで予防方法→溺れている人を見つけた時の対応→一次救命処置の流れで話をし、最後に人形を使って参加者に溺水時を想定した心肺蘇生の練習をしてもらいました。
昨年参加した方もいたようですが、みんな真剣に取り組んでくれて良い講習ができたと思います。
今度は中学生にも心肺蘇生の講習をすることになりそうです。
本当の意味で心肺蘇生の知識・技術を普及させるためにはやはり子供の頃から、年齢に応じた教育を全員にしていく必要があると思います。
少しでも貢献できるように、身近なところからでも頑張っていきたいと思います。